大連から上海に帰る飛行機の出発が１時間遅れ、大連発２０時５０分に変更とのこと。

ところが、２０時３０分になってもまだ搭乗のアナウンスが出ない。
２台の飛行機が「取消」になっている！！（＠＿＠；
「取り消しって。。。あっさり書かれてるけど。。。どうなるの？？」
「上海行きは大丈夫かな？？ちゃんと出るのかな？？？」

そのウチ、人々がゲートにワイワイと集まりだした。
「あれ？何の表示も出てないけど。。。出るの？？」
キョロキョロしているとアナウンスが流れた。
「シャンハイ」の言葉が聞き取れ、やがてそのゲートに表示が出た。
「Shanhai 20:50　搭乗」兎に角、一安心。(;＾o＾A

しかし。。。上海到着は２３時を過ぎる？？としたら、空港バスは？？

夕食は機内食で済ます予定だったが、その機内食も出ない。
空港で、お弁当やインスタントラーメンを食べてる人をちらほら見かけたが食欲が出ない為、食べなかったのが失敗というのか何というのか。。。
ただ、フルーツを食べてる人も見かけたので探したら、果物やシーフードをお土産用みたいにして売ってるお店を見つけた。
そこに姫リンゴみたいなフルーツがばら売りされていたので、それを試しに４個だけ買って食べてみたら美味しかった。イタリアントマトと姫リンゴを纏めて買った。そしてチョコレート。
結果として、これが夕食になった。（ーーメ

飛行機は、２３時頃、上海の空港に着いた。
さあ。。。乗る予定だったバスは出てしまった。次ぎは最終バスで２４時半。
しかも「確実」という事がないこの国で、深夜も過ぎてもし案内の人が指定する場所からバスが出なかったら大変！

２４時半までには間が有り過ぎ、しかも何だか薄暗い。
ここのタクシーは雲助と評判が悪いらしい。パトカーが居たのだけどもう行ってしまって、閑散とした空港ビル。
空港の人に相談したらタクシーを使えと言われた主人が、「バスに乗り遅れたのは飛行機のせいで、私のミスじゃない。タクシー代を 払って呉れるのか！？」と怒りだした。。。

日本で言えば、普通は成田から横浜までバスか電車を使い、３〜４０００円。
タクシーだと２〜３万円掛かった経験が有る。
上海の場合、バスなら３０元。タクシーなら２００〜２５０元。
日本円にすれば、８００円か３０００円かの差では有るが、雲助が怖い。

そうこうするウチに、その辺をうろうろしていた中国人青年が何か話しかけて来た。どうやら「メーター通りの運賃でどうだ？」と言ってるらしい。
しかし、メーターというのは、どうにでも操作出来る。
時間が時間だし、日本の深夜料金など、考えるだに恐ろしい！（（（〜〜；

とは言え、こちらも困ってるし、正規料金なら可能なので交渉が始まった。
「市内バスターミナルまで、大体、幾ら？」「イー・パイ・ウー・スー（１５０元）。」
主人が縦に首を降った。　交渉成立。

青年はビルの中へ招く。
「何だか。。。大丈夫かな。。。」とか思いつつ、鞄を引きずって行くと。。。
車は地下駐車場に有るらしい。
誰も居ない。。。危ないなぁと心配しながらも荷物をトランクに入れて、いざ乗ろうとした時、水色の服を来た中国人が来て、いきなり青年を怒鳴り始めた！
そしてその運転手を小突き、二人で喧嘩が始まった。バキッ!!( -_-)＝○（)ﾟOﾟ）アウッ!

水色男が我々に何か言っている。
「これは駄目。向こうのに乗れ。」と言ってるみたい。
水色の人は火がついたタバコを持ってるし、周りに人っ子一人なく。。。
我々夫婦は、オロオロするばかり。

青年が水色の服の人にお金を掴ませて向こうへ押しやった！

水色男が一瞬、笑みを浮かべた後、おまけのように怒鳴ってから向こうへ行った。

「乗ろう。」と主人。「大丈夫？」
主人が助手席に乗って、車が走り出した。
ホテルは市の中央から少し離れた２つ星の安宿。
バブル弾けた日本人にゃあ、金なんぞ無い。（＾−＾）

道路を走る我々の後ろから、別のタクシーが来る。
運転手が、そのタクシーのドライバに会釈をした。
何か。。。何処かで待ち合わせて。。。何かしないかな。。。とか。。。 心配したが、そういう事は無く、ホテルに着いた。＿(＿＿；＿

メーターは２２６元。まぁ、そんなものだろうと、黙って支払った。

運転手は、ホテルのカウンタまで荷物を運び、無事にチェックインが出来るまで 待ってて呉れて、それから会釈をして出ていった。

まぁ。。。。その人は、結果として見ると、親切だっただけかな。。。
人を見たら泥棒と思え。それが現実への教訓となる場合も多いのが悲しいなと思った。。。

後日、現地の方の曰くに。。。「２００元？高いよ！１００元位だよ！」
つまり。。。彼氏、いつも日本人用相場で乗ってた訳か。。。
まぁ。。。でも命有っての物種。無事が何より。