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巣から落ちたヒナ鳥 |
2005年7月15日 お昼ご飯が済んで、ワンコと散歩に行こうとしたら、「鳥が死んでる!」と彼。見れば、鳥の赤ちゃんがバタバタしてるし。生きてるじゃん! すぐ側には溝蓋の穴が有り、ここから落ちたら助からない。すぐ拾い上げた。 巣から落ちたのだろうけど、巣が見つからない!! 始終ウチのナンテンやヒイラギ等にヒヨドリが来るも、ウチの木は剪定したばかりで、家は全部塞いであるから、ウチに巣は無い筈。 ただ、お隣さんのカシの木の上の方で良く鳴いてるから、葉が茂って見えないが、恐らくあの中に巣が有りそう。だから多分、ヒヨドリの子だと思った。 だけど、あのカシの木の上の方に有るなら、梯子を使っても、素人には届かない。植木屋さんを呼べば、何とかなるかも知れないが、半日分の日当を取られるだろう。そこに巣が有るとの確証も無い。巧く巣に戻せたとしても、また落とされたら?或いは、人間が木に登ることによって木が揺れて、他のヒナが落ちたら?もし、親が来なくなったら? そのリスクを覚悟して、植木屋さんに隣の家のカシにヒナを戻して欲しいと頼めるのか? |
と言って、羽はおろか、まだ目も開いてない孵化まもないだろう赤ちゃん。育てられる自信はなく、親が拾ってくれないかと、猫にやられないよう、また落ちないよう、器に入れて、門扉の上の直接日が射さない場所に置いて、彼はベティと、私は真愛珠と、散歩に出た。 買い物もついでに済ませて、2時間経って帰った後、親に連れられて行ったかな?せめて餌をあげて呉れたかな?と見たら、まだそのままで居るしい!! |
取りあえず保護 |
この辺は、猫もカラスも居て、蛇だってすぐ向かいの草むらで見たことがあるし、ウチの石積みでも1度有る。その辺に置いておけば、死ぬのは目に見えて。。。でも、親は何処かに行ってるのか、今は鳴いてさえいない。 | |
でもヒナはか弱い声でピーピー鳴いてるから、取りあえず、パンと水と混ぜて、すり鉢で擂って、先が細くなってるお箸の先に付けて口先に持っていって、「ピヨピヨ!」と言ったら、口を開けて食べた! あ、ウンチした!(((^^; |
ボールに保温の為、新聞紙を敷いて、その上に、排泄物が目立って、取り出しやすいよう、ティッシュを引いた。 でも足が滑るらしくてバタバタするので、体が安定するように、保温も兼ねて、ティッシュを細かく切って引いて、更に被せた。 |
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今夜の深夜早朝の温度は27〜8度だろうが、出来れば38度前後が良いらしいので、更に保温の為、2/3をフェイスタオルで覆って、常夜灯の下に置いた。 これでおネンネ!明日は4時起き! |
30分ごとの餌付け |
2005年7月16日 |
朝4時に起きた。
卵は有るけど、果物はバナナとミカンしかない。バナナが駄目で、果物が要るなら、ミカンしかない。 卵を茹でる傍ら、ミカンの皮をむいて、袋も取った。それを細かくさいて、用意した。 | |
朝だよん!さあ、4時に起きたよ! 生きてるかなぁ。。。 怖々タオルを取ってみる。 生きてる生きてる! |
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ゆで卵の白味と蜜柑の粒 | |
すり鉢ですりつぶした | |
餌やり前 そのうペチャンコ | |
うんち(前にミカンだけ上げたのが、水分が多すぎたかな?) | |
餌やり後。 昨日のがお気に召さなかったのか、今日は口を開けて呉れない。仕方なく、強制的にクチバシを開けさせて食べさせた。 そのうが破れても怖いし。。。作った餌の半分を食べさせた辺りで、そのうが膨れたので、中止。 腹八分目? |
餌が出来た頃にヒナを動かせて、そのうチェックする度にぺしゃんこになっている。 やはり、20〜30分で餌やりが必要みたい! ご飯を食べさせて、ティッシュを被せたら、すぐ寝る。30分毎に起こして食べさせた。 |
病院で健康診断と相談 |
バタバタするウチに、朝9時になった。 ワンコ達の病院が県の傷病鳥獣指定病院なので、病院へ行った。 野鳥のヒヨドリを飼って問題ないのかどうかも判らず、そもそも、お腹が膨れてるのや、立てないのも、年齢的にこんなものかどうか、足を折ってるのかどうかも判らない。 直接持ったらいけないからと毛のすり切れたタオルでヒナを包んで、聴診器に当てたり、あちこち診られた結果、非常に元気で、健康状態に全く問題は見られない、とのこと。 親に落とされたのでなく、恐らく、ヒナ達が動いてるうちに事故的に落ちたのだろうと、目も開かないこの時期に、親に見放されて落とされることは少ないと。 ただ、余りに幼過ぎて、これは難しいと。。。 でも、30分ごとに餌付けしてるというと、少し態度が変わられた。「親に返せるのがベストなんですが。。。その成功率が低いんですよね。」 |
安全に、親に返せる? |
どうも、親は飛べない雛を運ぶことは出来なさそう。せめて、餌を運ぶのが精々でしょう。 そしたら、カラスが飛び回る中を、毎日毎日、日の出から日没まで、私一人で、どうやって守り続ける? カラスは大きいから制限出来るとしても、蛇が入れず、親が安心して入れて、私が餌を貰えたかどうか、親に知られず様子を見られる状態を、どうやって作る? 猫が木の上に居るのを見かけたことは無いが、蛇は比較的細い木の枝でも這う。 飛び立つまで、親鳥と共同で育てるなんて。。。現実には不可能。 もし、カラスや蛇に殺されたら、たまらない!と私が思う以上は。。。対処方法が判らない。 |
本当に、育て続けられる? |
今は夏に入っていて。。。虫の給餌が必要。 でも。。。私には、虫の頭を取って、中身を絞り出して上げるなんて、どう考えても出来ない。。。ペットにするなら、すり餌や鳥のささみ等で動物性栄養を取らせることは出来るだろうが、野生に返すには、やはり生きた虫を食べさせる必要が有るだろう。 |
また、飛び始めたら、外へ出るまでは、家の中で自由にさせて上げたいし、その必要が有るだろう。籠の鳥では、あんまり可愛そう。 でも。。。既に家の中には2匹のワンコが居て。。。危険過ぎる。 |
日の出から日没まで、30分毎に、給餌が10〜15分掛かるということは掛かりきりになる。自分で食べられるようになるまでだけなら、ワンコと人間は何とかなるかも知れないが。。。夏の最中に庭の手入れをする時間が出なくなる。 |
病院に委託 |
結局、虫を食べさせることが出来て、4人の専門スタッフが居て、私一人より、育て上げられる可能性の高い、病院に預けた。 診察代は1000円だった。 ピヨちゃん、バイバイね。。。 |
嵐の後の静けさ |
だけど。。。。体の中を風が通り抜ける。。。ピーヨピーヨ。ピーヨピーヨ。。。たった1日でこれでは、育て上げた子を自然に帰すなんて出来そうにない。。。
撮った写真を纏めて掲載した。そして、すずめっ子クラブさんにリンクのご報告をしたら、写真をご覧になって教えてくださった! ヒヨドリでなく、スズメだって! 起床の遅い私は、この辺にスズメも居ることさえ、全然気が付かなかった!_(.・)/ ドタッ |
今後の為に:またヒナを拾ったら? |
また同じようなことが有ったらどうする?と、すずめっこクラブさんを再度読み返してみた。 ヒナを直接手で触らないに越したことは無いだろうが、人間が触ってしまったから、親に返せないことは無いらしい。 親は僅かな匂いに気が付くほど鼻が良くないらしい。そして、巣から少々遠くても餌を運ぶと。。。 ならば、家の反対側に、親が巣を造ろうとした場所が有る。主人の穴塞ぎにも諦めず、しつこく来ていたが、ついに完全に塞がれてしまった場所。 そこは軒下で、エアコンの室外機が置いてあり、その上に電撃殺虫灯をぶら下げてる為に、電源がある。勿論、電撃殺虫灯はいつでも外せる。ここなら、常時見張れる巣を乗せたりぶら下げたり、保温も出来るかも?ただ、恐らく巣の有ると思える場所の反対側なのだが。。。あのフィーッ!フィーッ!と鳴いてる時なら、誘引は出来たかも? < スズメ、ヒヨドリ成長の目安 > 卵が産み落とされて12〜14日で孵化。 孵化から4日目、雛で巣が一杯になるためか、親は巣で寝なくなる。 孵化から10日から13日目に巣立ち。 (それからも暫く親と一緒に、自分で餌を取る練習?) 但し、人間だけで育てると、自分で餌を穫れるようになってから、放鳥する為、そう早くは行かないらしい?1ヶ月は掛かる? < 蛇対策 > 蛇返しというのを売ってるらしい。猫や蛇が木に這って登れないように取り付ける物。エリザベスカラーはどうだろう? < カラス対策 > 輪を作った紐を数本釣っておく。(罠が仕掛けてあるように見せかけると敬遠するらしい?) |
後日談 |
成長した頃、見せて頂いた。 先生「この子。。。どう見てもスズメなんですけど?」 私「はい。スズメだそうです。^^;」 って、県の傷病鳥獣指定病院の先生が、ヒヨドリか雀かも判らないとは。。。 更に、以前に「何処も問題は有りません」と仰ったが。。。 先生「この子、足の爪で止まり木を掴むことが出来ないので、自然に返すのは無理です。」 足が折れてるのも判らなかったのか。。。 |