マイツールのデザイン
新しいイメージ
Mrマイツールをどんなデザインにしようか、というのも随分議論しましたね。
今までのパソコンイメージを変えるようなものにしたい、というコンセプトは最初からきまっていましたし、前にも言ったけど小さくコンパクトにしたい、というのもデザイナーに強く要望した事です。
それまでは日立のパソコンとデザインは同じ物を使っていた、というより、日立で作ったものをそのまま利用していたのですが、今回はリコー独自にすると言うので、すべてリコー側でやらなくてはならなくなったわけです。
本体とCRTが一体に見えるデザイン
本体とCRTを一体にしたいという要望は断念しなくてはならなくなったわけですが、分離していても一体に見えるようなデザインにして欲しいというのは要求しました。
色についてもパソコンらしくないものがいいというので、カラフルにしようとの意見も有ったけど、結局は当社のマシンはリコーカラーでなくてはダメと言うような決まりがあるというので、あのようなグレーになったのです。
でも角張ったイメージでスリットを入れたりして、当時のほかのパソコンとは違った感じで評判もよかったですね。
TVドラマで使われたりした事もありますし。
TVといえば、寅さんの映画にもマイツールが出た事あるんですよ。
さくらさんの家にパソコンが入るという場面でね。
マイツールのグラフ画面などがほんのちょっと写ったと思うけど、はっきりは覚えてないです。
ソフトの名称
マイツールソフトも以後は名称をMにしようというのも、この時決まったのです。
したがって、この時Mrマイツールと一緒に出たのがM1バージョンでした。
このM1はそれまでのV2と殆ど変わってないもので、V3として開発していたものです。
実際はハードも新しくなるのだからソフトのイメージも一新しよう、というので特にユーザーに目立つところ画面周りを変え、新しいイメージを出そうとデザイナーいれて検討させたりしていていました。
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