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ヒイラギ(柊)

モクセイ科 モクセイ属 Osmanthus heterophyllus 常緑低木

 管理・育て方
特徴裏鬼門(北東の角)に植えれば魔よけになるという縁起木で、葉の縁に鋭い棘が有る。(老熟した木は、丸い葉が多くなる。)。とても澄んだ爽やかな良い香りの白い小さい花が沢山つく。
花期11月頃の1ヶ月間
結実7月に黒い実がなるが、鑑賞価値は無い。
樹高1〜10m
日当たり戸外の直射日光下。(但し、耐陰性が強く、多少なら日陰でも良い。)
水やり土の表面が乾いたら上げる。乾燥し易い場所に植えない。
肥料1〜2月と9月の2回、緩効性固形肥料を施す。
剪定花の直後が最適だが、新芽が出て、霜に当たると新芽が枯れる為、春に伸びた新枝を、基部1〜2節を残して切り戻した方が無難。
繁殖挿木でふやす。6月上旬〜7月上旬か、9月に挿し木する。
病虫害病虫害に強い方だが、ハダニ、カイガラ虫、サビ病、炭素病、褐点(斑)病、の害を受けることが有る。特に新芽時に食べる虫がいる。新芽を食べられると花は激減するから、オルトラン等を撒いて置いた方が無難。

  
黒い実がなるヒイラギ。

15年前、「神戸の公共事業をする所だから良いのでは?」と出入りの建築業者から、神港造園を紹介され、石積みと植栽を依頼した。
「冬の彩りに、赤い実のなるヒイラギを」と、くれぐれも念を押したのに、その年の冬になったのは黒い実。
苦情を言ったら、「もう少し経てば赤くなります。」って。

15年経っても赤くならないじゃん!!
10万円の大きい(樹高 3m)のと、背丈ほどの他の5本のヒイラギ、全部黒い実しかならない。

種類が違うと知ったのは、10年経ってから。。。赤い実のなるヒイラギ(クリスマス・ホーリー)はモチノキ科。

しかし。。。北東の角の家には、柊が良かったのか。。。沢山の柊と南天のお陰か、震災も大した被害なく済んだ。 葉は掃除の度に刺さって痛いけど、花は香りが良いし。
私を騙した「神港造園」の名を、生涯、忘れない。が、許してあげよう。
  3月の状況 芽吹き
  2005年4月24日の状況 結実

もっと前に出来ていたとは思うも、気が付かなかった。

さて、こんなに実をならせて、花が咲くんだろうかと気になって、取ろうとしたが痛くて取れない!
これはクリスマスホーリーと違って赤くはならず、鑑賞に耐える実では無いのだから、花後に花毎切った方が良いのだろう。

  2005年06月05日の状況 熟実
実が黒くなってきた。
出来る限りは取ったが、後は、いつのまにか熟して落ちた。

  2005年11月03日の状況 蕾
実が結構なっていたから、今年は花が咲かないかもと心配したが、それなりに蕾が付いた。

玄関前のヒイラギ(11/03)

中庭大のヒイラギ(11/05)

  2005年11月15日の状況 開花

ウチのヒイラギは、どれも日陰に植えられていて、日照条件は悪いが、それなりに開花した。

辺りが良い香り!!
去年は蜂がブンブン飛んでいたが、今年は、そうでもない。
玄関前と中庭のヒイラギの有る場所の日照は似たようなものだが、9日も開花が違う。。。まぁ、今年はキンモクセイもバラバラに咲いていたが。。。??
この時を狙って、花の咲いていない徒長枝や古枝、そして花の無い(少ない)先端を切った。

玄関前のヒイラギ(11/15)

中庭大の満開のヒイラギ(11/26)

下は、ヒイラギの花の拡大写真。
hiiragi_fl_20051124_04.jpg

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